向かいの猫山さん家のポストに、履いてたふんどしが逃げた。あれは一反木綿じゃないのかとの旨を回文にして投函しておいた。 仕事から帰ってくると卓袱台の上でボロ切れのズタ切れになった木綿が泣いていた。木綿が嗚咽まじりに手紙を渡すので、何かと見てみ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。